高効率な資源循環システムと設備でトータルリサイクル事業を展開
大栄環境グループの中核会社、三重中央開発株式会社様の三重リサイクルセンターは、70万㎡の広大な敷地に多種多様な廃棄物の処理を可能にするプラントが集結しており、グループ最大容量の管理型最終処分場運営と共に、大型複合施設エネルギープラザ、焙焼炉、ジオメルトなどと多数の施設が稼働しており、トランスヒートコンテナシステムなど独自の方法で資源循環に取り組んでいます。また、京都リサイクルセンターは、京都府の南部、奈良県との県境に位置し、建設系廃棄物を中心に幅広い廃棄物に対応できる複合リサイクルセンターです。
そこで以下にいくつかの施設をご紹介させていただきます。
コラム導入事例
【第十六回お客様インタビュー[レーザガス分析計]】三重中央開発株式会社 様
資源に変えるチカラ、自然に還すチカラ!
エネルギープラザ 【処理能力:318t/日×2基(焼却)、187t/日(焙焼)、100t/日(乾燥)、30t/日(炭化)】
1日636tの処理能力を有する焼却施設をはじめ、焙焼施設、乾燥施設、炭化施設を備え、排熱利用による約4000kWの発電システムや地域へのエネルギー供給が可能なトランスヒートコンテナシステムを有する複合型リサイクル施設。
焼却(サーマルリサイクル)施設 【処理能力:130t/日(焼却)、90㎥/日(乾燥)】
廃棄物の焼却時に発生する熱エネルギーを発電に利用し、事業所内に供給。また、熱エネルギーは乾燥炉にも利用され、またこの施設は、フロン排出抑制法に基づくフロン類破壊業者登録を取得しています。
焙焼炉施設(焼成) 【処理能力:200t/日】
焼却灰や汚染土壌を約1,100℃の高温で焼成して無害化し、土木資材などに再資源化。重金属・揮発性有機化合物等、有害物質に汚染された土壌の無害化・再生が可能で、PCB汚染土壌浄化施設の許可も受けています。
RPF製造施設 【処理能力:69t/日×2基(破砕・圧縮) 42t/日×2基(破砕・圧縮回化)】
廃プラスチックと紙くずから、RPF(固形燃料)を製造。RPFは燃焼率が高く、化石燃料の使用量削減に貢献しています。
汚泥固化施設 【処理能力:400t/日】
汚泥を固化材と混合し、混練・造粒することにより再生処理土を製造する施設です。これにより汚泥が新たな資材として生まれ変わります。
金属リサイクル施設 【処理能力:30t/日】
大型電気機器や遊戯機器を手分解・破砕・剥離し、それぞれの組成ごとに回収。また、小型家電リサイクルやフロン回収にも対応しています。
ジオメルト無害化施設 【処理能力:4.75t/日】
ジオメルトは米国エネルギー省が開発した技術で、1,600℃~2,000℃のジュール熱により残留性有機汚染物、PCB、ダイオキシン、DDTなどの化学物質を無害化します。
メタン発酵施設及び堆肥化施設設置特許取得
大栄環境グループの親会社である、大栄環境株式会社様は、メタン発酵(バイオガス発電)施設及び堆肥化施設として、一般廃棄物及び産業廃棄物処理施設の建設許可を2021年1月22日に取得し、2022年11月稼働に向け、現在建設を進めています。
メタン発酵(バイオガス発電)施設及び堆肥化施設は、三重中央開発株式会社様三重リサイクルセンター敷地内に建設し、有機性廃棄物(食品廃棄物・有機汚泥・廃液等)からメタン菌の働きによりバイオガスを取り出します。このバイオガス原料を、グループ会社のリエネルミエ株式会社が買い取り、固定価格買取制度(FIT制度)を活用して売電します。堆肥化施設においては、食品廃棄物から堆肥を製造します。
メタン発酵施設は大栄環境グループが積極的に取組みを進めている、再生可能エネルギー供給事業の1つであり、また、地域からの廃棄物をエネルギーとして還元する、地域循環共生圏構築にも大きく寄与すると考えています。
顕在化する社会課題解決のため、今後も資源循環や地域貢献に取り組み、持続可能な社会づくりに貢献する企業様です。
京都電子工業製品への一問一答
高山:弊社機器を導入していただき、いかがでしょうか。
山端様:以前イオン電極式のHcl計を使用しており、特に問題はなく使用していたが、次世代機であるレーザー計を更新時納入したことにより、ランニングコストの低減が出来、尚且つ瞬時の測定値が確認できることに満足しております。
高山:導入後のアフターサービスについていかがでしょうか。
山端様:いつも迅速に対応頂きとても助かっています。またカスタマーサービスよりアドバイスをしていただいており、安心してHcl計を使用できています。
高山:貴重なご意見ありがとうございます。お忙しい中ありがとうございました。