ピストンシリンダが劣化しているか、ピストンヘッドに傷が生じている可能性があります。
ガラスを侵す高アルカリの滴定液(1mol/L NaOHやKOHなど)や結晶化しやすい滴定液(硝酸銀、過マンガン酸カリウムなど)を使用している場合などはピストンヘッドに傷がつきやすく、約3~6ヶ月程度で上記症状となることがあります。 このような場合は、シリンダ及びピストンヘッドを交換してください。
【注意】
試薬をシリンダに充てんして保管される場合は、必ずピストンヘッドを下限まで下ろした状態で保管してください。
ピストンヘッドを上限で停止させ放置するとシリンダ壁面に付着した試薬が析出し、ピストンヘッドに傷が生じます。 このような場合は、上記症状が2~3日程度で発生する場合があります。 特にアルコール性の滴定液(0.1mol/L KOH in IPAなど)は、ご注意ください。
よくあるご質問電位差自動滴定装置
電位差自動滴定装置
Q
シリンダとピストンヘッドの間から気泡が混入したり、滴定液が漏れたりした場合の対処法は何ですか?
A