計量した試料を置くだけで測定できる画期的な自動滴定システムです。
突然の割り込み測定も容器を置き直すだけで、難しい設定は不要です。
決まった内容の測定が多い方に特におすすめです。
製品情報
自動滴定システム
AT-710/CHA-700
特長
・測定パラメータの読み出し不要! 簡単置くだけ!
テーブルNo1~3は酸度測定、No4~6は塩分測定といったように、テーブルNo毎に測定パラメータを設定可能!
試料を置いた順番に自動測定していきます。
測定毎にパラメータ設定をする必要が無いので、格段に効率が上がります。
・急な割り込み測定も直感操作で簡単!
CHA-700なら簡単に割り込み測定が可能!
割り込み試料をテーブルの空きスペースに置き、先に並んでいた各試料を一度持ち上げて戻すだけです。いっさいキー操作は必要ありません。
・メンテナンスらくらく! ビュレットに新構造!
試薬交換時のシリンダ内残液が従来タイプの構造に比べ激減し、試薬交換が格段に楽になりました。
・専用設計ならではの一体感!
多検体チェンジャ上部にAT-710本体を乗せる設計になっているので、一体感のあるコンパクトデザインになっています。設置面積は従来機の約半分になっており、設置場所を選びません。
・高精度ビュレット搭載! ±0.01mLを実現!
高級機種と同等のビュレット精度を確保!
他社同クラス滴定装置のビュレットは、分解能が1/10,000なのに対しAT-710は1/20,000の分解能を有しています。
しかも京都電子工業は、全数容量確認試験をしているので安心です。
・ビュレット2機搭載でもこのサイズ!
コンパクト設計の本体に、新開発のビュレットを2機搭載可能!
従来機の約半分まで設置面積を縮小しました。
操作キーも7個とコンパクトにまとめ、操作性も良好です。
・USBインターフェースで操作性向上!
測定結果やパラメータの保存・読み込みが簡単!
しかも数字入力用キーボードや測定開始フットスイッチなど、いろいろなオプション機器が接続できます。
・プロペラスターラーで異物混入の心配なし!
スターラー回転子を使用しないので、万一の異物混入リスクを軽減できます。
また、回収が不要なので薬品に触れる機会が減り安全な上、作業効率も飛躍的に 向上します。
仕様
製品名 | 自動滴定システム |
---|---|
型式 | AT-710 / CHA-700 |
検体数 | 6検体 / 11検体 |
適用試料容器 | <6検体> 250・200mLビーカまたは200mLディスポカップ 【オプション】 100mLディスポカップ・100mLビーカ・50mLビーカ・100mLトールビーカ・70mL専用容器 <11検体> 100mLディスポカップ・50mLビーカまたは70mL専用容器 |
検出範囲 | 1)電位差:-2000mV~+2000mV 2)pH:-20.00~20.00pH 3)温度:0~100℃ |
滴定モード | 自動制御滴定/自動間欠滴定/間欠・連続等速滴定/スタット |
メソッド数 | 20種類 |
滴定の種類 | 電位差滴定(中和滴定/酸化還元滴定/沈殿滴定)/光度滴定/分極滴定/電導度滴定 |
滴定様式 | 終点自動停止法/設定電位停止法/全量 |
特殊用途 | 電極電位(pH、電位)の測定、酸解離定数(pKa) |
洗浄方式 | 専用位置でのビーカ浸漬、シャワー洗浄(オプション) |
洗浄液 | <6検体> 純水またはアルコールなど <11検体> 純水 |
攪拌装置 | プロペラスターラー攪拌(スターラー、前処理スターラーは不可) |
駆動 | テーブル上下駆動、アーム回転移動 |
ディスプレイ | LCD(白色LEDバックライト付) |
データ記憶 | 50検体 |
GLP支援機能 | 担当者名登録/校正結果の記録/電極校正履歴の記録/ビュレット容量検定機能/通電時間管理 |
ビュレット容量 | 20mLガラスビュレット(標準) オプションで10mL、5mLビュレットユニットを用意 |
プリアンプ | 1) STD:pH(mV)とmVの2入力可能な増幅器(標準) 2) PTA:光度の入力可能な追加増幅器 3) POT:分極の入力可能な追加増幅器 4) CMT:導電率の入力可能な追加増幅器(工場組込対応) 5) TET:pH(mV)の入力可能な追加増幅器(工場組込対応) |
外部入出力 | RS-232C ×2ch USB ×1ch SS-BUS ×3ch(空き1ch) |
電源 | CHA-700本体:DC24V(本体)、AC100~240V±10%、50/60Hz(ACアダプタ) |
消費電力 | CHA-700本体:約20W |
外形寸法 | CHA-700本体:365(W)×443(D)×315(H)mm |
質量 | CHA-700本体:約8kg |
標準規格
ASTM D1067 水の酸性度またはアルカリ度の標準試験方法
ASTM D1121 エンジン冷却液及び防錆剤の予備アルカリ度の標準試験方法
ASTM D1126 水中での硬度の標準試験方法
ASTM D1179 水中のフッ化物イオンの標準試験方法
ASTM D2036 水中のシアン化物の標準試験方法
ASTM D2710 電気滴定法による石油炭化水素の臭素指定の標準試験方法
ASTM D2896 電位差過塩素酸滴定による石油製品の塩基価の標準試験方法
ASTM D3242 航空タービン燃料中の酸性度の標準試験方法
ASTM D3339 セミミクロ色指示薬滴定による石油製品の酸価の標準試験方法
ASTM D4739 電位差式塩酸滴定による塩基価決定のための標準試験方法
ASTM D4929 原油中の有機塩化物含有量の決定のための標準試験方法
ASTM D5558 脂肪および油の鹸化価の測定のための標準試験方法
ASTM D5806 電位差滴定による消毒剤第四級アンモニウム塩の標準試験方法
ASTM D6470 原油中の塩の標準試験方法(電位差測定法)
ASTM D7318 電位差滴定によるエタノール中に存在する無機硫酸塩の標準試験方法
ASTM D7795 滴定によるエタノールおよびエタノールブレンド中の酸性度の標準試験方法
ASTM D94 石油製品の鹸化試験のための標準試験方法
ASTM D974 変色指示薬滴定による酸価及び塩基価の標準試験方法
ASTM E1899 p-トルエンスルホニルイソシアネート(TSI)との反応および水酸化テトラブチルアンモニウムを用いた電位差滴定を用いたヒドロキシル基の標準試験方法
ASTM E291 苛性ソーダ及び苛性カリ(水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム)の化学分析のための標準試験方法
ASTM E776 ごみ由来燃料中の塩素の定量のための標準試験方法
IEC 60754-1 ケーブルの材料燃焼で発生するガスの試験-第1部:ハロゲン酸ガス量の測定
IEC 62021-1 絶縁液-酸性度の測定-第1部:自動電位差滴定法
ISO 14896 プラスチック-ポリウレタン原料-イソシアン酸塩の含有量の定量
ISO 2271 界面活性剤-洗剤-手動又は機械式二段階滴定手順による陰イオン活性物質の定量
ISO 3001 プラスチック-エポキシ化合物-エポキシ等量の測定
ISO 3839 石油製品-蒸留物の臭素価及び脂肪族オレフィンの定量方法-電気測定法
ISO 3961 動物性および植物性の油脂 ヨウ素価の決定
ISO 6058 水質-EDTA滴定法によるカルシウムの定量
ISO 6059 水質-EDTA滴定法によるカルシウムとマグネシウムの合計量の定量
ISO 6353-1 化学分析用試薬-第1部:一般的試験方法
ISO 6353-2 化学分析用試薬-第2部:仕様-第一シリーズ
ISO 6353-3 化学分析用試薬-第3部:仕様-第二シリーズ
ISO 6619 石油製品及び潤滑剤-中和価-電位差滴定法
ISO 750 果物及び野菜製品-滴定酸度の測定
ISO 7781 ゴム-原料スチレン-ブタジエン-石けん分及び有機酸分の求め方
ISO 8655 ピストン式容量測定機器-第1部:用語,一般要求事項及び利用者推奨事項
JIS C2101 電気絶縁油試験方法
JIS K0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K1200-2 工業用水酸化ナトリウム―第2部:全アルカリ,水酸化ナトリウム及び炭酸ナトリウム含有量の求め方
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JIS K2247-2 ディーゼル機関―NOx還元剤AUS 32―第2部:試験方法
JIS K2276 石油製品―航空燃料油試験方法
JIS K2501 石油製品及び潤滑油―中和価試験方法
JIS K2605 石油製品―臭素価試験方法―電気滴定法
JIS K6237 原料ゴム―SBRの石けん分及び有機酸分の求め方(定量)
JIS K6910 フェノール樹脂試験方法
カタログ
■総合カタログ.pdf
■予算申請カタログ.pdf
■電位差自動滴定装置 AT-710M_AT-710S_AT-710B_CHA-760_CHA-740_CHA-700_CHA-600.pdf
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